ジョブ型雇用とは
企業があらかじめ定義した職務内容(ジョブ)に基づいて必要な人材を採用する制度です。
ジョブ型雇用は欧米では一般的な雇用制度であり、採用のタイミングで企業側が求める「職務」を満たすスキル・知識を従業員側が持っている必要があります。それは、大学卒業後、初めての就職においても同じです。
日本企業のような定期的な新卒の一括採用という概念はありません。
日本企業の雇用制度は「メンバーシップ型雇用」
採用は新卒者の一括採用を基本として、採用のタイミングでは明確な職務(ジョブ)を提示することなく、採用後の研修とジョブローテーションの中で、経験やスキルを身に着けていくという制度です。
つまり、まずは会社に帰属するということを第一義とし、次に将来性や現在の業務状況等を加味しつつ、「人に仕事をつける」という考え方です。
根本的な仕組み
- 上司が部下の成長や人間性や将来性を定性的なジャッジをするという行動評価や能力評価
- 上記の結果と勤続年数・年齢をベースとし、一律で徐々に職能等級=給与レンジが上がっていく
めったなことがない限り仕事を失うことがないため、安定しているというメリットがあります。