ABSとは?ABSの機能や作動方法

 

ABSとは?
ABSとは、アンチロック・ブレーキシステム(Anti-lock Breake System)の略称で、急ブレーキをかけた時などにタイヤがロック(回転が止まること)するのを防ぐことで、車両の進行方向の安定性を保ち、また、ハンドル操作で障害物を回避できる可能性を高める装置です。

 

ABS装備車のブレーキの正しいかけ方
ブレーキ時に、ABSを効果的に作動させるためには、できるだけ強くブレーキペダルを踏み続けることが必要です。

 

ABSが作動すると、ブレーキペダルが細かく振動したり、「グググ」という音が出ることがありますが、故障ではないので、そのまま強く踏み続けてください。

 

ABSはどんな時に使う?

ABSが活躍するのは雪道や凍結路面といったタイヤがスリップしやすい路面。本来この様な路面で強くブレーキを踏み込むと、タイヤがロックされると同時にスリップし、車はコントロールを失ってしまいます。

 

ABSではタイヤをロックせず、車両をコントロールする範囲に留め、それぞれタイヤの独立制御によってグリップ力を最大化することにより、確実な減速と車両コントロールが可能となるのです。

TOPへ