B型肝炎の給付金対象者は?
給付金の支給の対象となる方は、7歳になるまでに、集団予防接種等(昭和23年7月1日から昭和63年1月27日までの間に限る)の際の注射器の連続使用により、B型肝炎ウイルスに感染した方と、その方から母子感染した方(これらの方々の相続人を含む)です。
B型肝炎の症状
だるさ(倦怠感)、食欲不振、吐き気、濃い色の尿が出る、黄疸(体や白目が黄色っぽくなる)など。
症状が出る人は感染者の約20〜30%と言われ、感染者の半数以上は症状が出ないまま、自然に治ります。
症状が出る人のうちの1〜2%の方は、劇症肝炎を発症するので注意が必要です。
B型肝炎の感染経路は?
B型肝炎ウイルスは主に感染者の血液や体液を介して感染します。
たとえば、注射針を感染者と共用した場合や、感染者と性行為をした場合などに感染することがあります。
どれぐらいで収まる?
一般的には安静にしていれば、症状が出てから2〜3ヵ月で自然に治ります。
ただし、まれに劇症肝炎(肝臓の炎症が非常に強くなり、肝細胞のほとんどが死んでしまう)になった場合は、70?80%は死亡します。
輸血でB型肝炎になる?
輸血による感染は、献血された血液を検査することにより、現在ではほぼ起きていません。
感染者の唾液にも微量のウイルスは含まれていますが、飲み物の回し飲み程度では感染しません。