赤痢アメーバ症

赤痢アメーバ症の症状って?

大きく分けて2つのパターンの症状が考えられます。

 

    アメーバ性大腸炎 症状
  • 下痢
  • 粘血便(見た目がイチゴゼリーのような便)
  • 排便するものがないのに便意をもよおし、何回もトイレに通う
  • 排便時の下腹部痛
  • ※症状が出ない場合もあり

 

    アメーバ性肝膿瘍 症状
  • 発熱(多くは39度以上)
  • 上腹部痛
  • 排便するものがないのに便意をもよおし、何回もトイレに通う
  • 肝腫大(肝臓が大きくなる)
  • 寝汗

典型的な症状としてイチゴゼリー状の粘血便がでることが有名です。

 

感染経路
「赤痢アメーバ」という原虫が、感染した人の糞便に排出され、口を介して感染する赤痢アメーバ症。

 

  • 性行為などでリミングを行う際に口から感染
  • 衛生状態の悪い地域で感染

この2つが主な感染経路となります。

 

予防方法
アメーバ赤痢を防げるワクチンはありません。
肛門性交などによる糞口感染や汚染された食品や飲み物を摂取することで感染します。

 

不特定多数との行為を避ける、性風俗産業の利用を控える、コンドームを使用する、体を清潔に保つ、そして、肛門への口腔性交を避けることが大切です。

 

赤痢アメーバ症の後遺症

後遺症として考えられること

 

  • 腸穿孔(ちょうせんこう:腸に穴が開く)
  • 肝膿症(肝臓に膿が貯まる病気)

どちらも発症してしまうと治療に時間かかるので、疑いを持ったら医療機関の診断をおすすめします。

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