C型肝炎の初期症状は?
- だるさ(倦怠感)
- 食欲不振
- 吐き気
- 濃い色の尿が出る、
- 黄疸(体や白目が黄色っぽくなる) など。
急性のC型肝炎で、上記の自覚症状の出る人は20〜30%と言われます。一般的に、A型肝炎やB型肝炎に比べて症状は軽く、自覚症状の現れない人も多くいます。
個人差があり、症状が出るまで約2週間〜3ヵ月かかります。
症状が軽いものの、感染者の7割前後は慢性化し、肝硬変から肝臓がんに進む可能性が高いため要注意です。
C型肝炎の感染経路は?
感染者の大半は高齢者がおおく、過去の輸血や注射、血液製剤(HCVに汚染された)が原因で感染しました。
感染力が弱いので性行為では感染する事はまずありません。ほとんどが血液による感染となります。
30〜40%は自然に症状が治まる
治療を行い、慢性化や劇症化(肝臓の炎症が非常に強くなり、肝細胞のほとんどが死んでしまう)しなければ、治ります。
ただし、C型肝炎の約70%が慢性化すると考えられています。
輸血でC型肝炎になる?
輸血による感染は、献血された血液を検査することにより、現在ではほぼ起きていません。
(過去に、安全でない血液製剤によって、薬害としてC型肝炎ウイルスに感染した方々もおられます。)