木材腐敗の原因「腐朽菌」とは

 

木材腐朽菌とは?
木材を腐らせる菌のこと。繁殖すればするほど木材は腐り、建物の強度は低下してしまいます。

 

「腐朽菌」の種類

 

  • 白色腐朽菌
  • 主に広葉樹を使用した木材を腐らせます。白色腐朽菌によって腐った木材は白色に変化させます。

     

  • 褐色腐朽菌
  • 住宅の建築材としてよく使用される針葉樹を使用した木材を腐らせます。褐色腐朽菌によって腐った木材は褐色に変色し、亀裂などの劣化が生じます。

 

木材腐朽菌が発生する場所・原因

 

木材腐朽菌が発生しやすい場所

湿度が高い場所の木材に発生しやすいといわれています。浴室や台所といった水回りはもちろん、通気や換気がしにくく地面の水分の蒸発により湿度が高くなりやすい床下も発生しやすい場所の一つ

 

 

木材腐朽菌が発生する原因

木材腐朽菌の発生には、栄養・温度・水分・空気の4つの発生条件がそろう必要があります。逆にひとつでも条件を欠くと、木材腐朽菌は活性化しません。

 

 

「腐朽菌」の予防方法
  • 木材を湿らさない

木材腐朽菌は、水分を多く含んだ木材に発生しやすいため、木材を湿らさないことが予防につながります。水漏れが起きるとその付近の木材に菌が発生しやすくなるため注意が必要です。

  • 換気

換気のため床下換気扇を取り付けることも有効です。床下の状況に適した換気を行いましょう。