辞書引きに興味を持たせるには
子どもがよく知っていることばを調べてみる
お子さまが自分から辞書を引きたがらない場合、お家の方がまず最初にお手本を見せます。
ポイントは、お子さまの興味をひくような言葉(サッカー好きなら「サッカー」など)や、「右」や「青」など当然知っているけど、いざ意味を聞かれたら説明するのに困るような言葉を辞書で引きます。
そして、「見て!こんなふうに書いてあるよ」などと声をかけることから始めてみてはいかがでしょう。
「しりとり」で調べる意欲を刺激しよう!
辞書には調べた言葉だけではなく、ほかの言葉も同時に目に入るという利点があります。
調べた言葉以外のまわりの言葉にも関心がいくように、ちょっと変わった「しりとり」をしてみましょう。
辞書を使って調べてもよいルールにし、お家の方はなるべく言葉の最後の音節が同じになる言葉を続けて選びます。
例えば、ゴルフ→笛(ふえ)→SF(エスエフ)…など、「ふ」攻めにすると、お子さまは「ふ」から始まる言葉を一生懸命探すでしょう。
もしかしら反撃に転じて、おうちのかたを「る」攻めにしようと必死になるかもしれません。
これは自分から進んで調べるという姿勢のもとになります。
辞書と「友達」になろう!
辞書は何度も引いていると、だんだん使い方にも慣れてきて引くのが速くなり抵抗感が無くなります。
そうなったら辞書をお子さまの手に取りやすいところに置き、いつでも調べられるようにしておき、
「あなたのほうが調べるのが速いから、ちょっと調べてみて!」などと、褒めながら頼んでみるといいです。
家族での会話や、テレビのニュースなどで、意味がわからないことばが出てきたらすぐに調べるという習慣がついたころには、きっと「辞書と友達」になれているはずです。
友達的存在の辞書になれば、国語の意味調べも楽しくできそうではありませんか?