夏休みの宿題、親はどこまで手伝う?

 

実は30年近く親の関わり方と子供のパフォーマンスについての研究を続ける社会学者たちによる興味深い報告があります。

 

親の関わりについて

小学生時代に親がつきっきりで宿題を手伝うほど、年齢が上がるにつれ子供の学業成績が低下したというのです。

 

これは、課題を前にする度親に手伝ってもらうことに慣れてしまい、自分で考えたり工夫したりという力が培われないためだそう。

 

では親はほうっておけばいいのか?

 

それでは締め切り直前になって徹夜で取り組み、結局宿題の内容が何も身についていないということにもなり得ます。

 

 

子どもの学習を助ける「足場作り」

 

心理学で用いられる「足場作り」とは、子供の発達にとって鍵となる大切な考え方

戸棚の上にあるお皿に子供の手が届かない場合、子供の代わりに皿を取るのではなく、子供自身で手が届くよう「踏み台」を用意してやるという考え方

 

親が代わりにやってあげるのでもなく、「やりなさい!」と突き放すのでもなく、いずれは子供が自主的に取り組むことのできる「足場」を用意してあげましょう。

 

 

小学生の宿題への親サポート法

 

宿題を手伝うのではなく、足場をサポートしてあげましょう。

 

  1. 子供と一緒に計画を立てる
  2. 必要な材料を整理させる
  3. 環境を整える
  4. 自分で立てたスケジュールを思い出させる
  5. 呼ばれたら手伝う(答えは教えない)

 

途中途中で計画状況の確認と修正を話し合い、その子にとって最善の方法を見つけていきましょう。

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